kobore.gif (4965 バイト)

あと2週でとうとう最終回!撮影の方もクライマックスに突入しています。今回は、3ヶ月間ドラマの背景となったセットをご紹介します。デザインの宮崎洋さんと装飾の上野敏秋さんにお話を聞きました。

御手洗家リビング

部室セット

御手洗家リビングについて

「台本を読んだときはもっと小さな家かなぁと思ったんですが、実際にロケハンで決まった家(概観を撮影するために借りる)は注文建築の立派なところで…。わりと広めのリビングになりました。玄関を作るスペースがスタジオになかったので、リビングから玄関への出入りで明日美が出かけて行くこところなど家の出入りを表現できるように工夫しています。…ドラマのセットというのは、登場人物がそこに生活している感じが自然に出ればいい、と私は思っています。そういう意味ではあまり目立ってはいけない。いずれにしろ、床や柱の材質などは実際の家とは違うわけですから、上手くウソをつかなければならないんです。」
(宮崎さん)


「ごく普通のサラリーマン家庭という設定なので、お父さんのものとして囲碁・将棋などの趣味の本、お母さんはかなり多趣味かつ家計簿なんかもしっかり付けているタイプということで、手芸からガーデニングまで、いろいろな本がリビングに並べられています。実際、ほとんど映ることはないんですけどね…(笑)。」(上野さん)

明日美の部屋について

「少女趣味じゃないように可愛く、という考えで、モノをそろえました。ぬいぐるみなんかがたくさんおいてあるような部屋ではないし、流行を追うタイプでもない。ただ一つの個性がSHUの音楽が好き、というところなので、ポスターとか、CDデッキはポイントです。」(上野さん)

苦労した点は?

「普通じゃない設定の部屋、たとえばSHUの部屋ですとか、櫂の家・篠原家のリビングです。アーティストの部屋なんて、見たことありませんから、ひたすら想像するのみ。黒っぽく統一して、クールな雰囲気になっています。篠原家は、お父さんが建築デザイナーという設定なので、想像しにくかったですね。一つ一つものにこだわりを持っているだろうということで、和風の箪笥をドンと置いてみたり。わりと何でもごちゃごちゃ置いてある御手洗家とは対照的にあまりモノがおいていないリビングです。」(上野さん)

ありがとうございました。


 

back2.gif (1277 バイト)